新撰組

2004年8月22日
ご存知のようにNHK日曜日8時の大河ドラマであるが、今回の山南敬助の切腹には、かなり感情移入してしまった。(涙が出たな)

山南敬助は、このドラマでは、堺雅人という俳優が演じているが、山南敬助の温厚篤実な性格をよく醸し出している。

北辰一刀流を極め、尚学問もできる。文武両道の人物。
沖田総司にとって公私共に一番親しくしていた兄貴分の存在である。
ただ近藤勇、土方歳三の主流ラインには属していなかった。

新撰組のドラマを見てわかるように新撰組は、内部分裂の危機を何度も乗り越え、その度にだれかが切腹させられている。

いくら武士だと言え、江戸時代の末期、戦乱というものを知らない時代に生まれた一青年が、一番武士らしく死んでいく姿は、涙無しには、見られない。

山南敬助にしてもその当時32.33歳、何の動揺も表に見せず、周りの人間を気遣うやさしさというより心の大きさには、敬服する。

明里(当時の彼女)との格子のやりとりも涙を誘う。(光縁寺)

この明里がその後どうなったかは、消息は伝えられていないという。

今後、このNHKドラマ「新撰組」もクライマックスへ進んでいくが、
吉田松陰から学んだ長州藩の人物も多数出てくる。彼らの生き様もすばらしい。先日書いた安岡正篤と同じく陽明学が思想的背景にある。

竜馬が行く(司馬遼太郎)という本があるが、これは、高校生の時以来何度も読んだ本であるが、また読みたくなった。

命懸けという言葉の意味を本当にわかり実践していた人物の生き様には、感動する。

(参考URL)
山南敬助とゆかりの寺 http://www.ktplan.net/seiha/yamanami-keisuke.html

堺雅人(山南敬助)
http://takurama.poke1.jp/toru.html

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